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5/16 第7期生 13回目

5/16、第7期生の13回目の講義の様子をお伝えします

設計演習
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メロンのひび割れが起きるメカニズムを建築に応用しようとしている塾生
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メロンのひび割れは表皮と果実の成長の度合いの差によって、ひび割れるそうです
建築の内部がテントのように膨張する部分の壁がひび割れて、光や風が入ってくるイメージをもっています
果実の中に含まれる成分からも何かルールを見いだそうとしています

表皮と果実の成長の度合いの差はなぜ生まれるのか?、を明らかにすることがこの案を進める近道では??

足跡のでき方を建築に応用しようとしている塾生
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生物が海から生まれたという歴史をもとに、敷地内で海辺から生物を歩き回らせ、出来上がった足跡を空間化しようというものです
空間化の方法は、足跡によってへこんだのと同じ量の土が淵の部分に盛り上がるというもの
前田塾長は足跡ができるシステムを扱うに至っていないため否定的だったのですが、自分はこのルールでデコボコが複雑にかみ合っていけば、風景が出来上がる可能性があると思います

敷地内で生物を歩き回らせるルールを見つけられると道が開けそうですね


全体的に言えるのは、自らが自然のルールとして扱おうとしているモノの本質の部分まで、迫りきれていないということです

自然物の絵柄を真似たり、本質とは無関係に表層をなでたような連想ゲームになってしまっているのです

例えばメロンのひび割れならば、メロンのひび割れが起こるシステムを建築に翻訳するとどうなるのか?、ということを考えなければならないのです


建築論

論理とは何か?〜表層と深層〜

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上図は人間の意識の層を表しています
一番上が普段、意識できる理性の部分を示しており、真ん中が個人の無意識
一番下が種としての無意識を表しています

つまり、人間は普段は意識の層全体のほんのわずかしか意識できていないのです

ソニーの井深大はソニー全盛期である今から30年ほど前に、これからは無意識をどう扱うかが重要になってくることを予期しています


人間の記憶の奥底に眠っている無意識の部分を使わない手はありません

人間の無意識を刺激するような建築を目指すことは現在に生きる建築家に命ぜられた使命のひとつだと思います


前田紀貞アトリエ 松下健太
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5/9 第7期生 12回目

5/9、第7期生の12回目の講義の様子をお伝えします


設計演習

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今回は各々、ルールについてのアイディアを発表です

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まずは、蓮から何かしらのルールを見いだそうとした塾生
蓮の形態を真似しただけに終わってしまっています。。。

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こちらは足跡のつき方やタンポポの綿毛の生成法にルールを見いだそうとした塾生
足跡は人の動きに関係しますし、建築の利用者の動きと絡めると可能性がありそうです

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さらにこちらはメロンの皮が裂ける仕組みにルールを見いだそうとした塾生
皮が裂ける仕組みと同じように建築の壁面も裂けていくと面白い建築が生まれそうです


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第5期生の戸村 陽の作品が例に挙げられ、説明されます
彼はNaClの結晶の生成過程を建築に応用しています


ルールをどのように建築へ翻訳するかが全くといっていいほど、考えられていませんでした

ネタ探しをしている訳ではないので、もっと気合いを入れ直して考えましょう☆



建築論

<非ず非ずの論理>(Aに対して非Aが無数に出現してくる)

否定にはふたつの意味があります
ひとつは「正しくない」という」排除」(not)
もうひとつは「他の可能性がある」という「展開」(非)
なぜか、後者は肯定のように聞こえますね

not AはAは正しくない!と排除してしまいます。
しかし一方、非AはAではない何かということあり、他の可能性を示しているのです

ひとつの答えに収束させるのではなく、展開させるのです
西洋の「論理」が、ツリー構造の思考で頂点を目指し回答を得ようとするのに対し、
東洋の「非論理」である「非ず非ず」は答を出すことが目的ではありません
この点がとても誤解されやすいのです。

答を出すのではなく、世界そのものの動きを記述する、ということです。
「論理」が静止画であれば、「非論理」(非ず非ず)は動画のようなイメージです。
世界はいつも流転しています。いつも流れ変化しています
そんなダイナミックな世界を記述するのに「論理」の「静止画」では不十分な時があるのではないでしょうか?
科学とか数学を扱うときには、もしかしたら静止画の「論理」もいいかもしれません。
でも、私たちのこの世界は「非論理」による記述の方が適しているのです。


前田紀貞アトリエ 松下健太

4/25 第7期生 11回目

4/25、第7期生の11回目の講義の様子をお伝えします



設計演習

今回から第2課題に移ります!!
前回の反省を生かし、それぞれ目標を持って取り組んでくれると期待しております
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第2課題に移って初回の今回は課題説明です☆

「自然のルールを用いたアーティストレジデンス」という課題です

第1課題ではルールならば何でも良かったのですが、今回は自然のルールに限定されます
自然のルールを扱うことで、機能主義的・合理主義的に創られた近代建築にはなかった、
しなやかさを持った建築
を創作することがこの課題の趣旨なのです

今回特に大切なのは、非線形という概念です
これはあまり聞き慣れない言葉ですが、近代建築が線形であれば、僕たちがこれから目指す
現代建築が非線形ということになります
前田は「(建築)世界とは線形のわかりやすさにあるのではなく、非線形の矛盾のなかにある」と言います!!
ここで前田の言う「矛盾」とは、「(昔ながらの)線形論理では捉えられない」ということを
意味しているに過ぎないのであって、悪いことを意味している訳ではありません
また、前田はこうも言います。
「線形とは主客の分離を前提にしたもの、非線形とは主客が不分離を前提にしたものだ」と。
ちょっと難しいですが、このへんが、最終の禅の思想とも関係してくるようです
非線形にしろ、無意識にしろ、非論理にしろ、これから僕たちが考えるべき「現代建築」の要とは、
そのへんのところにあるようです

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イメージ画像やPCで動画を見せながら説明!

来週は各々、自然のルールに関するアイディア発表です



建築論

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「論理」とはなにか?
構築性(論理性)と多層性(非論理性)

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ツリーとセミラティスのお話は3/7分のブログでしたと思います


ツリーは論理性のモデル、セミラティスは非論理性のモデルだと言えます☆
論理性とは不要だと思われるモノはどんどん捨てて、抽象化していく考えですが
非論理性とは抽象化せず全てのモノを掬おうという考えです

また、主語的同一性は論理(ロジック)
 「マリアテレサは女性である」
=「すべての女性は聖母マリアに憧れる」
「ゆえにマリアテレサは聖母マリアに憧れる」

述語的同一性は非論理(パレオロジック)
 「火事は赤い」
=「国会の絨毯は赤い」
=「ゆえに国会の絨毯は火事です」

芸術家に必要な思考は非論理(パレオロジック)的であると言われます
そして作品・プレゼンテーションを通して、あたかも論理的に創られたように感じさせる事が求められるのです



前田紀貞アトリエ 松下健太

4/18 第7期生 10回目 第1課題講評会

今回は第1課題の講評会の様子をお伝えします!!


プレゼンテーションには良くも悪くも、塾生各々の個性が表れていました

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各居室を歩き回る様子をpowerpointで図面と写真を示しながらのプレゼンテーションをした守屋圭那


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ハキハキとした聞いていて、気持ちの良いプレゼンテーションをした五十嵐将史
波打つスラブが2つが重なって空間が作られています!

上記の2人はこの4月から2年生になったばかりで、まだ大学では設計課題に取り組んだことはないそうです
2人とも何も知らないからこそ、自分を飾らずに自然体の状態でプレゼンテーションができていたと思います!!


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こちらの塾生は面白い空間を創っているのに、内観を示す模型写真やパース等が不足しておりコンセプトと設計した建築の因果関係を説明することに終始してしまっていました
空間を伝えるためのプレゼンテーションということを忘れてしまっていました


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IMG_0094 のコピー

上記の2人は準備が不足してしまっていることに腰が退けたのか、自分の案を全力で表現することが出来ていませんでした
例え準備不足でもある物の中で最善を尽くす、それはとても大事なことなのです


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形態的に模型で表現するのが難しかったため、CGでプレゼンテーションした大場泰希

個人的には、この時点での完成度はさておき1番可能性を持った案だと思います
是非ともこれで終わりにせず継続して完成度を上げてもらいたいものです☆

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轡田真波は大きなパネルの中に図面はもちろん、コンセプト、ダイアグラム、模型写真等をきちんとレイアウトしてあり、なかなかの完成度でした

特に模型写真はひとまわり大きな模型を作り直して撮影したのかと思わせるような迫力がありました!!




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プレゼンテーション後、宴がありその中で「優秀賞」・「最優秀賞」の受賞者が表彰されました

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最優秀賞は轡田真波!!
ぶっちぎりで完成度の高い作品を創りました
おめでとう

優秀賞は守屋圭那!!
人生初の設計で受賞!おそるべし
おめでとう



次回からは題2課題がスタートします
受賞した塾生も切り替えて行きましょう!!



前田紀貞アトリエ 松下健太
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