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8/22第7期生26回目


大変遅ればせながら、8/22、第7期生の26回目の様子をお伝えします

今回は第3課題講評会の様子をお伝えします

第3課題「自然を受信する庭」
この課題では、いかに自然を捉え、それをどのように受信し、空間化するのかということが重要視されています
特に課題として与えられる与件ありません。
かなり、自由度の高い課題です
自由ゆえに中々、思うように行かずに塾生たちは苦労しておりました。。。

さて、各塾生のプレゼンテーションの様子を見てみましょう

■渡邊介
8:22①

1247532064_45.jpg

0.jpg
磁性流体の磁力に反応する性質(スパイク現象)を利用しています
音を磁力に変換する装置としてスピーカーを用いて、周囲の音に対して変形して行く庭をつくり出していいるのです


■轡田真波
8:22⑦
振動によって硬化するペースト状の物質を用いて空中に新たな地盤面をつくり出そうというもの
上を人が歩いたり、車が走ると振動によって普段ドロドロしているものが硬化して、ペースト状の物質の上を移動できるというものです


■守屋圭那
8:22⑥

シート-1

縦横無尽に張り巡らされたチューブの中にスチールウールが詰め込んであり、そこに仕込んである硫黄が、夏場の気温により自然発火し、スチールウールが燃えていくというものです


■岩永陽輔
8:22④

1252270240_129.jpg

1252269354_143.jpg
人工衛星のパネルの展開方法を研究する過程で生み出された、ミウラ折りという折り方を3次元的に用いて、風景が複雑に映り込む装置をつくり出しています
これを商店街の庇として用いて、雨水の反射を楽しもうというものです


■五十嵐将史
8:22③

8:22②

IMG_0161@.jpg

水がはられたガラスの箱の上にガラス玉の集合体がつり下げられ、ガラスの箱の下から見上げると乱反射した光を体感する事ができるというものです


全体的にストーリの爪が甘く、どの案も一体自然をどのように捉え、どのように受信したのかがあまり表現されていなかったように感じます
前田紀貞建築塾の終了課題としては少し物足りない結果となってしまいました
よって、今回は優秀賞・最優秀賞共に該当者なしということに。。。

その中でも岩永陽輔の案は装置として、可能性があると思われます
ここで終わりにせず、まだまだ他のシチュエーションで扱うと、どうなるのだろうかと考えてみると面白そうです



ついに今回で前田紀貞建築塾 第7期は終了となります
約半年間このブログでも、塾の様子をお伝えしてきましたが、建築・人生に対してどのように向かい合えば良いのかという事が多少なりとも伝わっていれば幸いです


前田紀貞アトリエ 松下健太


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8/15第7期生25回目


大変遅ればせながら、8/15、第7期生の25回目の様子をお伝えします

前回に続いて今回も、各人あまり案が進んでいないようです。。。

第3課題の講評会まで、あと1週間しかありません
大丈夫なのでしょうか


そんな塾生たちを見るに見かねた前田塾長は、気合いを入れ直すために戦時中の映像を塾生たちに見せることにしました

8:15①


動画を見た各人の感想

■渡邊介
天皇陛下万歳という風潮は洗脳によるものだと思い込んでいた。
やはり、人間はそれだけでは死ねない。
次の世代に良い国を残そうという強い意志があったからだと思う。
今、自分が建築に向かう姿勢にそれだけの気迫を持てていない。
もっと死にものぐるいでやらなければ!!

■岩永陽輔
長崎出身なので小学生の頃から、授業等で戦時中の話を聞く機会が多々あったが、あまり聞いて気分の良い話ではなかったし、どちらかというと目をそむけて来た。
もし自分が、神風特攻隊として出撃するとして、自分の妹に対してあんなに優しい言葉をかけてやれるのか?
人と人とが、真に接するとはどういうことかを考えるきっかけとなった。

■轡田真波
母方の祖父が兵隊として船に乗っていた。
乗っていた船が攻撃されても奇跡的に助かった。
祖父は助かったが、きっと「自分が犠牲になることで、家族を助けることができるなら」という思いで乗船したのではないかと思う。
今、自分が生きているこの国は多くの犠牲の上で成り立っているということを改めて分からなければならない。

■守屋圭那
父方の祖父は北海道で頻繁に空襲にあっていた。
空襲によって兄弟が半分になってしまうほどであった。
そんな状況なので当然、勉強がしたくてもできなかったようです。
たった生まれる時代が少し違うだけでこんなにも境遇がかわってしまう。
もっと、後に続く世代の為にもがんばらなくてはならない!


現在の日本は戦時中の多く人々の犠牲の上に成り立っているのです
我々、現代人はそのことについてあまりに無頓着に生きてしまっています。。。
もっとその事実についてしっかりと考え、「こんなに甘ったれて生きてちゃダメだ!!」と自らを鼓舞して事に当たらなければなりません

ましてや、建築は後世に残って行くものです。
建築をやって行こうとするならば、益々この認識は持っておかなければなりません


前田紀貞アトリエ 松下健太

8/1第7期生24回目


8/1、第7期生の24回目の様子をお伝えします


設計演習
皆、前回までの課題が、ほぼ達成されていませんでした

そこで、その場で1時間のやり直し命令が下されました

しかし、やりなおなし後もなかなか「ネタ探し」の域を超えることができずにいました


そんな中今日は最近、欠席続きだった大場 泰希がやってきました
彼の案はなかなか興味深いものです
IMG_0012@.jpg
どうやら空気中の水分を吸着するクモの巣があるらしいです
南米にて、このクモの巣の構造を応用したネットをつかって、空気中から水を生成するシステムの研究が進んでいるようです

img_652937_30657873_3.jpg
砂漠の中でオアシスにこのネットでテントのような空間をつくることで、木漏れ日のような光が落ちる場所ができます
結果として、オアシスで蒸散した水分がこのネットで吸着され、その水滴が上の写真のように日光によって、美しく光り輝きます
さらに、その水分が蒸散するときの気化熱によってオアシスが涼しくなるという提案です

また、砂漠は寒暖差が激しいので、夜には水滴が氷の粒になるのではということも考えていました


大場の良い所は「建築空間にしよう!」という強い意志が感じられるところです
根っこにその意思があるからこそ、水滴が美しく光るという発見だけにとどまらず、気化熱によって涼しくなる等のまた別の発見が生まれるのです

しかし、まだ塾生よりは良い方向に進んでいるという程度です!
次週以降、どのように空間化してくるのかが楽しみです


建築論
ー形而上学批判の歴史ー

さて、今週の建築論は引き続き「形而上学批判の歴史」です
順を追って見ていきましょう

〈ソシュール〉
形而上学では「言葉は内容に対応して、その実体を透明にあらわすもの(同一性)」としました
例えば「四つ足のペット動物=イヌ」
しかし、「四つ足のペット動物=イヌ」だけでなく、「四つ足のペット動物=ネコ」も成り立ちますが「イヌ=ネコ」は成り立ちません
つまりこの場合、イヌとネコの「差異」によって言葉が決まっているのです
すなわち言葉は「同一性」でなく「差異」よって成り立っています

また、ソシュールは言葉は語られた内容以上に増殖し乱射を引き起こすと言いました
つまり語られる「内容」(what)より「語り方」(how)が重要であると言っているのです(なんで来たの?:何を使ってきたの?orどうしてきたの?と、2つの意味を含みます)
すなわち、あらゆるテクストは作者の意図した「内容」超えて、読まれる場所で存在するのです
つまり、言葉の中にも他者性が見いだされます(結局、読む側に依存してしまう)

〈レヴィ・ストロース〉
いままで西洋が中心と考えていたが、レヴィ・ストロースは未開の地の土人の人々の中に何かあるのではないかと考えました

〈フロイト・ユング〉
形而上学では、「知っているものだけ」しか手に取ってこなかったのです
つまり「意識」の中でしか考えてこなかったので、「意識」(理性)の部分の何千倍もある無意識層(自分では分からない部分=他者性)に注目しなければならないと考えました




ソシュールは言葉の中に他者性、レヴィ・ストロース人文学の中に他者性(土人)、フロイト・ユングは意識の中に他者性(無意識層)を見いだそうとしましたが、それぞれに「他者」が重要ですよと、言ってしまっています

つまりはこの「他者」がツリー構造の頂点になってしまっているのです

これでは今までの形而上学となんら変わりませんね

なかなか形而上学を覆すような思想は生まれて来ません!!

次週以降、20世紀に突入してからの西洋哲学をおさらいしていきます
徐々に「固体の哲学」から「流体の哲学」へと変化していく、過程が明らかになっていくのです



前田紀貞アトリエ 松下健太

7/25第7期生23回目


7/25、第7期生の23回目の様子をお伝えします☆


設計演習

さて、皆の進捗状況を見てみましょう
IMG_0158@.jpg
渡邊 介
扱うものが磁性流体に変更されており、敷地は風や光の変化・人が多いという理由から空港に設定しています


しかし、敷地が空港になった理由がちょっと不明瞭ですね。。。
磁性流体を扱うのならば、磁場が変化する所を敷地にする方が面白そうですし、ストーリー的にも納得できそうです

IMG_0160@.jpg
五十嵐 将史
昆虫の複眼のような球体を磁力によって浮遊さようとしています
敷地は特に決めずにいろんな所にフワフワ浮いているような風景をつくろうという試みです

サイズは半径5m程らしいのですが、果たしてこれだけのものが浮く磁力が発生するような所があるのでしょうか??
塾の課題において、実際につくることができるのか?ということは、それほど問われませんが、あまりにも無頓着すぎても困ります
あたかも実際つくることが、できるかもしれないと感じさせるような、ストーリーを準備しておくことが必要なのです


IMG_0166@.jpg
岩永 陽輔
(飛び出す絵本のような)展開構造の特徴として開き具合によって、様々な広さの場所に設置することが挙げられます
上の写真の模型のような合わせ鏡状の構造物を東京の狭いベランダなどに置いて、広々とした空間を演出しようとしています

着眼点はとても面白く思いますが、広く感じさせるだけでは提案として弱さを感じてしまいますね
+αで何か驚きを付加できると面白くなるかもしれません


皆がそれぞれ「ネタ」は探してきましたが、それを空間化することと、案の世界の中に引き込むようなストーリーをつくること、この2点においてはまだまだです
それはまた次週に期待しましょう!!がんばってください


建築論
ー形而上学批判の歴史ー

〈ニーチェ〉
形而上学の幻想を突いた人物である!!

形而上学では世界を固定的な物として観ます
一方で、ニーチェは世界の意味付けなどは、もっとたくさんあるのにひとつに決めてしまうなんてもったいない、と考えました(特にキリスト教)

キリスト教…神が絶対的、人間は神の奴隷。
      なぜ、2000年もの間異議申し立てをしなかったのか??

世界は解釈されるべきテクストとして、中性的であるだけなのに「神」は世界に意味付けをし、人間に煩悩を与えたのです


〈バタイユ〉
人間には「呪われた部分」(過剰)があります

サディズム・マゾヒズム:人間にしかない。動物は虐められるといやがります。しかし、人間には一度頭の中で快感として理解し直すことができるのです

「呪われた部分」(過剰)つまり、理性から外れる部分があって初めて人間であるというのがバタイユの思想です


〈フッサール〉
フッサールは形而上学の内部で形而上学を克服しようとしました☆

厳密さを求めるという点ではそれまでのヨーロッパ哲学と同じ位相でしたが、「真理:上のもの」に対して「判断保留」し「経験:下のもの」から組み立てて行こうとしました(ボトムアッップ的にやろうとした)
しかし、「真理:上のもの」に対して「判断保留」しているが、「経験:下のもの」を絶対的なものとして前提としてしまっている点で矛盾が生じてしまっています



絶対的なひとつの真理を追い求めた形而上学に対して、疑問を持ち始めた哲学者たちが、それぞれに形而上学を覆そうとしています
この先、一体どうなっていくのでしょうか??

この続きは来週です!!
どうぞご期待下さい


前田紀貞アトリエ 松下健太

7/18第7期生22回目



7/18、第7期生22回目の様子をお伝えします

今回は『第3課題自然を受信する庭』の初回エスキスです @

それでは皆の進捗状況をお伝えします

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渡邊介
彼はER流体を使うことを考えているようです
ER流体とは電気を加えると粘性が変化する流体で、電気を加えるのを辞めるとまた元の粘性に戻る不思議な流体なのです。



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守屋圭那
ガラスの箱をツタで覆って木漏れ日のような光の状態をつくりたいようです
ツタが風でなびいて影が変化し、庭そのものも、ハンモックのように揺れることを想定しています◎



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五十嵐将史
天と地を映し出す装置をつくります
小さなガラス玉で大きな球体をつくりここに天と地を映します(昆虫の複眼のような状態)
球体を複数、空間に浮かばせる様な装置を想定しています



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岩永陽輔
飛び出す絵本は2次元と3次元の間。開く、閉じるで2次元と3次元を行き来する機構を持っています
この機構を応用して閉じられているときは、いろいろなものが重なり合い、開くとバラバラになっていろいろなものが空間の中に、同時に存在するものがつくれないかと考えています◎


まだ、初回ということもあってか、自由研究のネタ探しと言う印象が強い
あくまで、空間を創るという前提に立ち、いかにして自然を受信するのかということを考えなければならないのです

第3課題は時間がありません!!
もう次週にでも良い案の火種を持ってきてくれる塾生がいることに期待します

ガンバレ


建築論

ー形而上学の特色ー

きわめて形式的な思考をし、矛盾を許さず、ただひとつの心理を求めようとします

・A=A
Aは常にAであり一切の矛盾を許さない、つまりX=AとX=notAの共存を許さないということ
例えば、男は男、女は女ということしか認めないのだ。
男にも女性的な部分、女にも男性的な部分があるいう事実に対しても矛盾としてフタをする

・ロゴス中心主義
話言葉、書言葉は透明に概念を伝達できるという確信があった
しかし、その確信は幻想だったのではないだろうか?
話し方で言葉の意味は変わってしまう(動物のブタと他人を罵るブタ!!)

・現実を説明し尽くそうという「知の体系」
デカルト:
今いる世界の中で疑いようのないものとはなにか?
もしかしたら、今いる世界は夢かもしれない
そのようなことを考えている自分だけは疑えない→コギト

ヘーゲル:
世界を言葉によって説明し尽くそうとした


形而上学は言葉が先行していて世界の、言葉では語りきれない部分については無頓着だったのですだった

例えば、戦争はなぜ起こるのか??

形式的に考えると単純に利害関係だけが原因に思えますが、見栄や自己顕示欲など、人間には合理的でない余剰が存在するからではないでしょうか?
そこに焦点を当てない限り、人間はおろか世界の仕組みを捉えることはできないでしょう



前田紀貞アトリエ 松下健太
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